「孤独とは生命の要求である」

――セーレン・キルケゴール(デンマークの哲学者)




田上です。

今日は、「孤独があるからカラダはデカくなる」ということを話をしていきます。


孤独は恥ずかしいこと?


「最近の若者は“一人ぼっち”を過剰に恐れる傾向がある」と言われています。


「一人でいること」よりもむしろ、

「一人ぼっちに見られること」を恐れるのだとか。


いつも仲間とつるんでいたい、

いや、「いつも仲間とつるんでいるように見られたい」

周囲に「孤独なヤツ」と思われるのが嫌。


そんな調子で、「便所飯」といって、
昼食をこっそりトイレで摂る学生もいるそうです。


リアルでも、ネットでもそう。
周りに自分の「交友関係の広さ」を知らしめたい。

Facebookの友だち、
Twitterのフォロワー、

「数」をやたらと気にする。

少ないと恥ずかしい。

ネットでもやはり、
「この人友だち少ないのかな?」と思われるのが嫌。



この「最近の若者にみられる風潮」ですが、

何も最近というわけではなく、以前からある風潮だと思います。


孤独をネガティブに捉える傾向は、
インターネットが登場する以前からあったことだと思います。


 「友だちが多い=良いこと」

 「友だちが少ない=ダメなこと」



あなたが今何歳だとしても、
この価値観のなか育ちましたよね?


「友だちをたくさん作りなさい」

「持つべきものは友」


学校の先生からも、親からも、
当たり前のようにそう言われましたよね?


だから、
最近の問題じゃない。

世代関係なく浸透している価値観であり、
「刷り込み」であるともいえます。



孤独に引け目を感じるのはよくわかります。


私自身も友だちの少なさに、
ずっと劣等感を抱いていましたから。


友だちが少なかったため、
高校生のころはよく、一人で下校してました。

学校から駅までの道中、
駅のホームで、
下校時に周囲から感じる視線。

「あいつ、やっぱり友だちいないんだな」という。

孤独なヤツと思われるのは嫌でしたね。


大人になってからも、
「孤独=ネガティブ」の意識は消えず。

元々コミュニケーション下手なため、
交友関係もあまり広げられず、相変わらず友だちは少ないまま。

「やっぱり自分はダメなのかな~」と。


ジムでもしょっちゅう顔を合わせる人とも打ち解けられず、
孤独なトレーニングを長年続けていました。

そして、
「孤独をネガティブに捉える」日々も続きました。


カラダを変えるのは一人のとき


これを読んでいるあなたも、
もしかしたら過去の私同様、
孤独感にさいなまれたことがあったかもしれません。


コミュニケーション下手で周囲とうまく馴染めない、
会社やジムでも一人でいることが多い、友だちが少ない、

孤独であることに劣等感を抱いてきたかもしれません。

(元々社交的でパリピのようなタイプなら、今日の話はピンとこないかもしれませんが)



「一人は嫌、一人ぼっちに見られるのも嫌」

「仲間を作ってワイワイやりたい」

と思われるかもしれませんが、
孤独の時期は決して無駄ではありません。


むしろ、必要な時期です。


人間は、一人でいるときにじっくり自分と向き合うことができます。

一人でいるときに、内面を掘り下げます。

自分自身を見つめ、内面を掘り下げ、
着々と「自分らしさの土台」を築いていきます。


よくこのブログでも、
「自分の人生を生きることが大事」
と伝えていますよね。


自分の人生を生きるために、
孤独の時間は必要不可欠です。


仲間とつるんでばかりいると、
「内面を掘り下げる」という作業がどうしても疎かになります。

そのため、自分の根底に流れている思いに気づきにくくなる。


自分は本当は何をしたいのか?

どう生きたいのか?

どんな体格になりたいのか?


本当の自分の声に気づきにくくなる。

仲間とつるんでばかりいると、自分らしさというものが希薄になり、
他人が決めた価値観に流されやすくなってしまうのです。



確かに、
仲間との関わり、
人との出会いは、良い刺激になります。

「友だち付き合いの中で自分の目標、方向性、やりたいことが見つかり、
引いては自分らしい生き方へつながっていく」
という考え方もできます。

「友だちを増やすこと」が、
肉体改造においても、人生においても、
ブレイクスルーのきっかけになることもあるかもしれません。


ただし、
それはあくまで「きっかけとなるだけ」です。


実際にブレイクスルーを起こすのは、一人でいるときです。


たとえ、ボディビルダー10人と知り合いになって、
そのうち3人と食事できる関係になったとしても、
それでカラダがムキムキになるわけではありません。


実際にカラダを変えていくのは、一人の時です。


一人の時に計画を練って、
食事して、
歯を食いしばって筋トレして…

「一人のとき、どれだけ頑張れるか」が勝負です。


孤独を愛せばカラダも心も成長する


「一人のときどれだけ頑張れるか」


これを体現しているのが、
80歳の現役ボディビルダー・金澤利翼さんです。


金澤さんは、ボディビル(筋トレ)を始めたとき、
自分で作ったバーベルやベンチ台を使ってトレーニングしていたそうです。

ジムへ行ったわけでもなく、自宅で。
雑誌を参考にしながら独学で。

5年間、たった一人で、
仕事もせずボディビル(筋トレ)だけの生活を送ったのだそうです。


金澤さんはボディビル生活なんと60年。

「一人で筋トレに打ち込んだ5年間がボディビル生活の支えになった」

と本人も語っています。

→『月刊ボディビルディング』2017年4月号


金澤さんから見れば、
今のフィットネス業界はずいぶんと華やかになったと感じるでしょう。

ジムの設備は豪華。
ウェアもオシャレ。


筋肉ユーチューバーなる「新種」も生まれました。


彼らは横のつながりを活かして活動しています。

コラボと称し、ユーチューバー同士で結びついて動画を作り出しています。


「つながりあう」
「みんなでワイワイやる」

それはそれで、筋トレ業界も盛り上がって、プラスになると思います。


みんなでワイワイ筋トレするのも良いことだと思いますが、
大事なのは、孤独も愛することです。


友だち付き合いはほどほどに、
一人のときも大事にする。


一人のときを大事にすることで、
その人がその人らしく成長していけるのですから。



よく「友だちは財産」と言われますよね。

同時に「孤独も財産」です。


だから今、あなたがいろんなシチュエーションで「一人ぼっち」を感じたとしても、
財力を蓄えているときだともいえます。

財力… 人生の基礎体力を。


じっくりと蓄えられた基礎体力は、
きっとあなたらしい生き方、カラダを作り上げるための支えとなるでしょう。


最後まで読んでいただきありがとう。



【参考文献】




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