「乳製品との向き合い方」

3回目(最終日)の今日は、
「乳製品であるホエイプロテインをどう扱っていくか?」
について話していきます。



前回までは、

「牛乳が安く市場に出回っている背景に、
抗生物質を打たれた牛、妊娠している牛から搾乳しているという実態がある」


「牛乳が健康的なカルシウム源というのは、
 アメリカが持ち込んできた幻想である」


「今もなお牛乳の位置づけが変わらないのは、
マスコミや製薬業界などの利権が絡んでいるせいもある」


といった話をしてきました。


牛乳(乳製品)は常備品ではなく、
嗜好品として位置付けるのが望ましいわけです。


ただし、
増量志願者にとって、ホエイプロテインは外しがたい存在といえます。


ここで、牛乳を原料としている製品はすべて悪だと決めつけて、

・植物性プロテインに切り替える

・プロテイン自体やめてタンパク質は食事から摂るようにする

といった手もありますが、
私は次のように考えます。



「本気で増量するなら、ホエイプロテインは摂ったほうがいい」



その根拠には、2つの考え方があります。


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1、ホエイプロテインは乳製品とは別格

2、リスクを回避してばかりだと増量の効率が落ちる

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1、ホエイプロテインは乳製品とは別格


栄養学専門家のナターシャ・スタルヒンさんは次のように説明しています。


「ホエイを牛乳などの乳製品と同じカテゴリーとして考える人は多いのですが、
実際には、含まれる成分・機能など内容的にかなり違い、“別物”と考えるほうが現実的といえます」

『ナターシャ・タイムス』


牛乳が悪いと言われるのは、主にカゼインや脂質が原因、
ホエイは牛乳の悪い部分を取り除いて最後に残った優良な成分、
とする見方です。


ホエイは最も良識ある乳製品。

「不良グループの中の優等生」といった位置づけ。


なお、ホエイプロテインの種類で「WPI製法」という製品がありますが、
WPI製法の場合は、カゼインや脂質に加え乳糖も取り除かれるため、さらに優良ということになります。


2、リスクを回避してばかりだと増量の効率が落ちる


健康に十分配慮するのは大事です。

しかし、「健康ばかり求めていたら増量の効率が悪くなる」というところもあります。


筋肉をガッツリつけたいなら、動物性タンパク質をたくさん摂る必要が出てくる、
動物性タンパク質をたくさん摂れば、健康上のリスクは高まるもの。

牛肉もダメ、鶏肉も卵もダメ、あれもこれもダメとなってきます。


100%完璧に配慮しようとしていたら、
なかなか思うように増量は進んでいかないと思います。


その「さじ加減」をどこに置くか、という話。


私は、「本気で増量に励む時期は、多少のリスクを払って(=ホエイプロテインを飲んで)取り組んでいったほうがいい」と思います。


ホエイを常備品として取り入れ、
ある程度カラダを大きくさせて満足いくくらいまでのサイズを得たなら、その先は、


継続してホエイプロテインを飲む、

植物性プロテインに切り替える、

プロテインをやめて食事でタンパク質を補うようにする、

サプリメントはアミノ酸やクレアチン中心にする、


といった具合に、各々判断していけばいいことです。


グラスフェッドという選択


ホエイプロテインがいくら「乳製品とは別物」だと説明しても、


「抗生物質を打たれた牛、妊娠している牛から搾乳…」

このあたりの「飼育環境的な悪」を考えたら、
さすがに気が引けてくるかもしれません。


そこで、
グラスフェッド・プロテインというものもあります。


グラスフェッドとは、自然放牧された牛を原料とした製品

伸び伸びとした自然環境の中、
牧草を食べて育てられた牛から搾乳したものを原料としている点がポイントです。

牛乳パックの絵柄に描かれているような、
一般的な酪農のイメージが、このグラスフェッド・ビーフです。





私も現在、このプロテインを使用しています。


正直、以前まで利用していたプロテインに比べ、

・値段が高い
・溶けづらい
・泡立ちも大きい

というデメリットはあります。

デメリットはありますが、品質の信頼度という点では勝ります。


プロテインを選ぶ基準で、
安さ、溶けやすさというのは確かに重要かとは思います。


値段や溶けやすさも重要な基準でしょうが、
「いかに体を思いやるか」という部分、
品質の部分も基準に入れたほうがいいのでは?

と個人的に、今回のコンテンツをまとめるにあたって痛切に感じました。


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まとめ


さて、
3回に分けて長々と話してきましたが、
以上が「乳製品との向き合い方」となります。



いつも冷蔵庫にあったものがなくなる、
牛乳にプロテインを混ぜることで得てきた「安心感」が失われる、


「今さら牛乳をやめるなんて…」
と、ポッカリ心に穴が開くような心境になるかもしれません。


「今まで飲んできて特に問題なかったから」
と、今回の記事を読み終えてもまた毎日飲み続けられるかもしれません。


いつもの日常に戻られるかもしれませんが、
一つ言えるのは、


「なんとなく飲み続けさせる力を持っている」


牛乳とはそれほど威力のある“洗脳食”だということです。



★牛乳は日常的に飲まないこと


★ホエイプロテイン以外の乳製品を常備品から外すこと



以上を実践することで、
あなたの筋肉が今よりもデカくなる


そして今後の人生もプラスに転化する


私はそう信じています。


最後まで読んでいただきありがとう。




*参考文献


佐藤章夫著『牛乳は子どもによくない』PHP新書




フランク・オスキー著『なぜ「牛乳」は体に悪いのか』東洋経済新報社




新谷弘実著『病気にならない生き方」サンマーク出版




ケント・ギルバート著『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』PHP文庫






【編集後記】



牛乳は飲み物であるにもかかわらず、
固形物に劣らないカロリー、タンパク質を含んでいます。

一方向から牛乳を見れば、便利な増量食です。

私もかつては教材の中で、
「5本の指に入るバルクアップフード」として牛乳を取り上げたこともありました。


しかし、まだまだその頃は勉強不足で、
牛乳が市場に出回り続けている裏事情を知らずに伝えていました。

今後は「食の常識を鵜呑みにしないこと」
「物事を違った方向から見るクセをつけること」が必要だと感じた次第です。






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