「流動食は一つのテクニックとして考えること」


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「鶏肉をたくさん食べると口の中がモサモサする。アゴも疲れる。
食べるのキツいから、ミキサーにかけてドロドロにして流し込んだほうが早いのでは?」


「卵もそう。加熱調理したり、噛んで食べたりするのは面倒だし、時間のムダ。
生卵のまま飲んだほうが早いのでは?」


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といったように増量で食べることに疲れてくると、

「いっそのこと、飲んで流し込んだほうが能率的なのではないか」

と思うことが出てくるかもしれません。


噛まずに胃に送り込まれる食べ物の気持ち


確かに、
ミキサー食や生卵の一気飲みが「役立った」というトレーニーはいます。


ミキサー食や生卵の一気飲みを公開している筋肉ユーチューバーもいます。


実際それで結果を出している人もいるので、一概に否定するわけではありません。


しかし、
中には向かない人もいます。

腹を下す人も多いものです。

特に、生卵は。



野球の試合でピッチャーが交代するとき、
それまでベンチで控えてじっとしていた選手が、
いきなりマウンドに立たされたらどうなるででょう?


「え、俺が投げるの!?」
といった感じで、動揺するでしょう。

動きも硬くなるでしょう。

イマイチ勘がつかめないでしょうし、
ウォームアップしていないため、肩を壊しやすくなるとも考えられます。


噛まずに飲み込む食事というのは、
ウォームアップを省いていきなりピッチャーをマウンドに立たせるのと似ています。


「え、俺が消化されるの!?」

噛まずに胃に送り込まれる食べ物の気持ちはそんな感じだと思います。


突然“胃腸というマウンド”に立たされた食べ物は動揺する。

動きが硬くなる。

結果、腹を壊しやすくなる。



・食べ物をミキサーにかけてドロドロにする

・食べ物を咀嚼(そしゃく)してドロドロにする


この2つは意味合いが異なります。


食べ物というのは、
噛んで砕かれて、唾液と絡み合います。


唾液の中には、アミラーゼという消化酵素が含まれていて、
胃腸での消化吸収を促進させてくれるんですよね。


だから、噛むことは、
「食べ物が消化吸収される過程でのウォームアップ」

と位置付けることができます。

ウォームアップをしっかり行えば、
食べ物も胃腸という舞台で良い働きができるようになります。


ドロドロ食はテクニックの一つ


「生卵や鶏肉をドロドロにして飲む行為はマッチョの証」


もしかしたらあなたもそう思われていたかもしれません。


でもそれは勘違いです。

「マッチョの中にはそういう人もいる」
というだけであって、みんながみんなドロドロにして飲んでいるわけではありません。


トップボディビルダーの須山翔太郎選手は、
「生卵を飲むなんてしたことがない。
鶏肉は毎日食べるが、ドロドロにして飲むなんて絶対にしない」

と言い切っています。

『トレーニングマガジン』VOL43 ベースボールマガジン社


なかやまきんに君にしても、
食事はよく噛んで食べることを昔から心がけているそうです。



流動食を勧めるマッチョもいれば、
否定するマッチョもいる。


私もどちらかというと否定派…というか、
あまりそういう発想を持ってこなかったですね。


今まで生卵を飲んだことはないし、
食べ物をミキサーにかけて飲んでこともありません。



ここで大事なのは、

「流動食のデメリットを知った上で、
一つの手段として、必要に応じて取り入れること」

ではないでしょうか。


食べるのがキツくなってきたときは、
「ミキサー食も生卵の一気飲みも一つのテクニック」
として考える。


このテクニックを使うからには、
消化不良というリスクは付きまといます。


リスクを承知の上で、
取り入れるか取り入れないかは、あなた次第ということになります。



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