「トレーニングは重量を追及する時期があってもいい」

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ジムでトレーニングしていると、

「スクワットで200キロ近く上げているが、可動域がわずかで膝がちょこんとしか曲がっていない」

「カールで思いっきり反動を使っている」

といったようにフォーム度外視で、
「重量にやたらとこだわっている人」を時々見かけます。


私の場合は、あまり重量にこだわらず、
長年フォーム重視でトレーニングをしてきました。

反動も、サイドレイズやカールで、
テクニックとしてたまに使う程度。


フォームを崩して重量にこだわっている人、
反動ばかり使う人、

というのを、以前は否定していました。



以前は否定していましたが、
最近は、許容範囲が広がってきました。


中級者以上ならOK


ストリクト(厳格なフォーム)一辺倒でなくていい。


多少フォームが崩れてでも、
反動を使ってでも、
可動域が少しであっても、

重量を追加する時期があってもいい。


“教科書通りのフォーム”からはみ出る、
軌道からそれるのも、ある程度はアリだと。


もちろん、
ターゲットの筋肉に負荷がのっていない、
重いダンベルをただブン回しているだけ、
というのはNGです。


また、初心者の場合もまず、
筋肉に効かせるために、きちんとしたフォームでストリクトにいくのがいいでしょう。


しかし、ある程度のトレーニング経験をつんだ中級者以上なら、「重さにブれる時期」があってもいい。



トップボディビルダーの田代誠選手は、こう言いきっています。

「筋力がつけば、筋肉はつきます」


同じくトップボディビルダーの加藤直之選手も、
「重量にこだわるべきか?」との問いに以下のように答えています。


「難しいところですが『ある程度こだわる』というのが私の答えです。

重量にこだわり過ぎるとケガもします。

他には、上げることばかり考えていると、
いかに可動域を減らすかということに焦点が移ります。
現に、私はそのような時期がありました。そうなると目的が違ってきますね。

そこのはざまです。

体づくりを目指すのであれば、
自身の基準となる可動域を決め、
その中で伸ばせるところまで伸ばす。
まずはそこが大事だと思います」


田代選手&加藤選手の発言はこちらから引用
→『IRONMAN』2018年6月号 フィットネススポーツ




つまり、可動域がわずかだったとしても、
「重いものを上げた」という感覚が筋肥大の引き金ともなりえる、という話です。


ただし、加藤選手も言うように、
重量を追求しすぎるとケガのリスクが高まります。


そのため、

「〇週間〇か月と期限を設けて行う」とか、

「このセットだけは反動を使ってやる」とか、

コントロール感をもって取り組むのが賢明。


長期的にみてプラスになる



「トレーニングは重量を追求する時期があってもいい」



成功原則本『7つの習慣』の著者、スティーブン・コヴィーは次のように言いました。


「人生は一時的にバランスを崩すことが、人生全体のミッションにとって役立つときがある」

→スティーブン・コヴィ-著『7つの習慣最優先事項』キングベアー出版



たとえば、赤ん坊のいる母親は人生のある時期、子育てのために膨大な時間を割きます。

一時的に生活が子育てだけに偏ってアンバランスとなる。

アンバランスになるとはいえ、
子育てを通して得た経験が、その人にとって貴重な財産となる。


子育てや仕事… 遊びも含めて、

「何かの対象に一時的に偏ることが、長期的にその人にとってプラスになり得る」という話。



トレーニングも同じです。


あなたの筋トレ生活で、
一時的に重さにブれることが長期的にみて役立つ時がある



というわけで、
あまりストリクト一辺倒になる必要はありません。


多少フォームを崩してでも、
反動を使ってでも、
可動域が少しであっても、

いつもより高重量に挑むときがあってもOKです。


コントロール感をもち、

「ある程度」重量にこだわっていけば、
筋肉はさらに発達しやすくなるでしょう。



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