「腕立て伏せは取り入れよう」
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腕立てメインで筋肥大は難しい
Q&Aサイトを見ると、
「腕立て伏せで胸板を厚くさせたい」
「ジムへ行かず自重トレでマッチョになりたい」
といった声が聞かれます。
お気づきかと思われますが、
腕立て伏せばかりやっていても、
だんだん負荷に慣れていって、体に与える刺激が足りなくなっていきます。
筋肉を太くさせるには、だんだんと負荷を強くしていく必要がある。
オーバーロードをかけていく必要があります。
そのためバルクアップが目的の場合、
腕立て伏せをトレーニングのメインに据えていても限界がある。
チンニングやディップスのような、自重でも十分な負荷が乗るエクササイズは別として、
腕立て伏せで見違えるほどカラダをデカくしていくのは難しいといえます。
筋肥大の呼び水となることも
とはいえ、
腕立て伏せという運動にまったく意味がないのかというと、そんなことはありません。
大胸筋をトレーニングするとき、
低レップ中レップのウェイトトレーニングをみっちり行った後、仕上げとして腕立て伏せを取り入れたり、
何らかの事情でジムへ行けずウェイトトレーニングができないときに取り入れたり。
「最後の追い込みとして」
「スパイスとして」
「補強として」
取り入れることには意味があります。
ちなみに私は胸をトレーニングすると、
次回鍛えるのは8日後~10日後くらいとなるのですが、
4~5日後くらいに自宅で腕立て伏せをやる日があります。
20回×5セットとかで。
腕立ての回数を多めにこなした翌日には、
普段味わえないような筋肉痛というか、
筋肉疲労の感覚が襲ってくることもあります。
ああそれなりに効いてるんだな、と。
脚のトレーニングでもそう。
脚のトレーニングを行った4日か5日後にヒンズースクワットを30回×4セットとかやる日があります。
久しぶりにヒンズースクワットを行った翌日は、良い感じの筋肉痛になってたりしますね。
こうした普段のウェイトトレーニングでは味わえない筋肉痛だったり、「効き具合」だったりが筋肥大に影響を与える可能性もあると思うんです。
ハッキリとしたことは言えませんが、
自重トレが筋肥大の直接要因となりえなくても、
間接的に何らかの呼び水となる可能性がある。
*関連記事→
「筋肥大には何レップやったらいい?」
以上の観点で、
腕立て伏せなどの自重トレを取り入れることにも意味はある。
要は「取り入れよう」じゃないかと。
あなたがウェイトトレーニングだけで順調にバルクアップしてるなら無理に自重トレを織り交ぜる必要もない。
やらなきゃやらないでいい。
ただ、停滞してたりマンネリ気味だというのなら、自重トレが役立つことも十分にありうる。
ウェイトトレーニングを行いながらも、
同時に腕立て伏せを取り入れることにも価値があります。
【編集後記】
腕立て伏せで個人的に印象深い話はラーメンマン。
超人オリンピック「ザ・ビッグファイト」のブロッケンJr戦で大ダメージを負ったラーメンマンは、入院しながらも準決勝のウォーズマン戦に向けて、病室で腕立て伏せを行っていました。
9997、9998…と。
9997、9998…と。
1秒に1回こなしたとして1時間で3600回、
1万回の腕立て伏せをこなすには3時間もかかる…
3時間ぶっ通しの腕立て伏せ。
しかも全身包帯グルグル巻き状態で…
さすがにそばにいたブロッケンも「無理するな」と止めてましたからね。
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