集中力=「集中が途切れた自分に気づける力」

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集中力は「途切れる前提」で


“狂気の男”の異名をもつボディビルダー・合戸孝二選手のトレーニングは、1日3〜4時間に及ぶそうです。

合戸選手は、セミナーなどでもよく、
「どうして3〜4時間も集中力が続くのですか?」と質問を受けるそうです。


この質問に対し合戸選手は、

「明確に答えることができない。
『なぜ?』『どうして?』と言われても、できてしまうのだから仕方ない。
自分でもその理由は、皆目見当がつかないんだ」

→合戸孝二著『執念〜覚悟に潜む狂気〜』ベースボールマガジン社

執念 覚悟に潜む狂気
合戸 孝二
ベースボール・マガジン社
2018-01-26




よく「人間の集中力が続くのは〇分までだ」という話を耳にします。


大学の講義が90分だから90分説。

テレビ番組は60分が多いから60分説。


しかし「人間の集中力は…」と言ったってケースバイケース。

取り組む作業によっても変わってきます。


楽しみな映画を観るときの集中力は、
余裕で2時間続くでしょう。

反対に、学校の嫌いな教科の集中力は、いくらも持たなかったでしょう。


ですので一概に「人間の集中力が続くのは〇分まで」と片付けられる話ではないです。


トレーニングにおいての集中力も、
あなたのトレーニングの好き嫌いが関係してくるし、個人差はあるものです。


ただ、90分トレーニングするとして、
90分間ずっとトレーニングのことだけを考えながらトレーニングするのはなかなか難しいですよね。


精神科医の西多昌規さんも次のように言います。

「一つだけ確実なことがあるとすれば、具体的に何十分、何時間以上とは言えませんが、あまりに長時間にわたって集中力を維持することは、人間には難しいということです。
作業内容やそのときの体調などによって集中できる度合いと持続時間は異なりますが、ともあれ、集中力は有限であると考えるのが現実的です」

→西多昌規著『精神科医が教える「集中力」のレッスン』大和書房





集中力は有限…


仕事のこと、家族のこと、この後何食べるか…

いろんなことがトレーニング中よぎるでしょう。


ついついトレーニングと関係ないこと、どうでもいいことを考え出し、集中が途切れる。


そして、関係ないことを考え出した自分に気づき、途切れた集中のスイッチを再び入れ直す。
この繰り返しになると思います。


ですから、「集中力を持続させる」とは、

「集中が途切れた自分に気づける力」

であるといえます。


「あ、やべぇ、どうでもいいこと考えてる」
と自分の状態に気づき、気を入れ直してトレーニングに向かう、
それが「トレーニングに際する集中力」


集中力を養うベースとテクニック


集中力=「集中が途切れた自分に気づける力」


集中が途切れる自分に気づくためには、

十分な睡眠、
脳のエネルギー源となる糖質がちゃんと含まれた食事、

がベースとなります。


睡眠と食事で集中力の土台を固めた上で、

テクニック的なものとして、
トレーニング中のカーボドリンク(糖質の含まれた飲み物)や、
トレーニング前のカフェイン、
といった手段も考えられます。

ただし、カフェインは以前も伝えたように中毒化によるリスクがあるため注意が必要です。

→「誰も言わないカフェイン使用時の注意点」



睡眠や栄養以外でも、
「終わらせる時間を決めて行う」といったことでも、集中力はアップします。

たとえば、仕事の前にトレーニングする場合は、
「〇時までにはトレーニングを終わらせなければならない」
とあらかじめ、時間が区切られた状態で行うため、必然的に時間が濃密になります。

終了時間が明確になっていれば、
トレーニングに対する集中力も上がります。


また、「自分に気づける力」を養うために、
個人的に取り入れているのが、瞑想やマインドフルネス。

瞑想は、イスに座って数分間、呼吸だけに意識を集中させる状態。

マインドフルネスとは簡単にいえば、日常的に一つの動作に集中すること。
「ながら動作」しない。一度に二つ以上のことはしない。

たとえば、歩きながらスマホは見ない。
歩くときは基本歩くだけ。スマホを見るときはスマホを見るだけ。

食事しながらテレビは観ない。
食事するときは基本食事だけ。テレビ観るときはテレビを観るだけ。

歯磨きしながら他のことをしない、歯磨きだけを行う…

マインドフルネスによって、
「自分に気づける力=集中力」を養うことができるようになります。


※マインドフルネスがよくわかる参考書籍





まとめ


集中力=「集中が途切れた自分に気づける力」


筋トレ時の集中力を持続させるには、
十分な睡眠、糖質がしっかりと含まれた食事がベースとなり、

カーボドリンクや時間制限といった要素もテクニックとして使える。



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